【フライレディ】家事システムを整えて習慣化すると自己肯定感があがる

料理や片付けに掃除…いろいろなやり方を調べて、家事を効率的に済ませたい。でも、なかなか続かなくて、ノウハウコレクターになってる。

どうしたら、もっと上手く家事をできるのかしら

家庭運営歴26年になりますが、いつも行き当たりばったりで家事をしていました。

「家事」と一言でいいますが、膨大な量のあらゆる作業の集合体です。

限られた時間とリソースを使い、効率よく家事をするのは高度な技。

家事に取り組むうちに、下のような思いがわいてくることはありませんか?

  • もっと家事を手際よく済ませたい
  • 家の中でよく探し物をしている
  • 取り組む家事にムラがある
  • 子供が小さく、片付けてもきりがない
  • 整えられた家でくつろぎたい
  • 今日はこれしかできなかった…
  • ナチュラルボーン・オーガナイザーに生まれたかった…

もっと効率的に家事をしたいと思い調べて見つけたのが、フライレイディでした

もくじ

家事片付け習慣システム「フライレイディ」とは?日本語サイトはあるの?

フライレイディは 、アメリカ人女性マーラ・シリーさんが2001年に始めました。

家事片付け習慣についてのアドバイスを行う自助グループです。

Wikipedia によると、2016年時点で

メルマガ購読者  33万人以上

Facebookフォロワー 55万人

主に英語圏で実践されており、その様子がSNSや動画に多数アップされています。

フライレディのすべての情報は、FlyLady.netで無料で読むことができます。

残念ながら、フライレディの日本語版サイトはないようです

iOS版のみですがアプリもあるようです。

著書も数冊発行されています。

フライレイディの家事システムで自己肯定感があがる理由

家事には仕事のような明確な終業がありません。

そこに子育てや介護が加わると、24時間フル稼働状態です。

それでも「頑張っているね」「ありがとう」と、誰かに認めてもらえるとは限りません。

これでは心も身体も消耗してしまいます。

そこでフライレディでは家事の枠組みの中に、以下のことを盛り込んでいます。

  • 自分自身を優しく大切にあつかう
  • 完璧主義を手放す

自分が元気であればこそ、家事をしたり家族のためにも動くことができます。

また、家事の枠組みを作り自分自身の管理をすることで「自己決定」している感覚が強くなります。

それにより

  • 自尊心
  • 幸福感
  • 達成感

が高まり、自己肯定感が上がることにつながります。

幸福感に与える影響力を比較したところ、健康、人間関係に次ぐ要因として、所得、学歴よりも「自己決定」が強い影響を与えることが分かりました。

幸福感と自己決定―日本における実証研究

FlyLadyの”Fly”は

Finally Love Yourself(やっと自分のことを愛せるようになった!)

を意味するそうです

次に、フライレディで提案されている具体的な内容を紹介します。

フライレディの家事システムの基本的内容

学校では家庭科の授業で料理や裁縫を習います。

調理法は習いますが、1週間の献立の立て方は習いません。

しかし一番大変なのが、毎日の夕飯の献立を考えることだったりします。

フライレディでは枠組みを作ることで、そうした悩みから解放してくれます。

フライレディでは、家事や家庭運営を会社経営の感覚でとらえています

フライレディ:始めるならここから

フライレディのサイトには”Getting Started(始めてみましょう)”というセクションが用意されています。

フライレディを始める前に、最初に目を通してほしいそう。

その内容を「スターターガイド」として下の記事で説明しています。

スターターガイドは以下の項目から成り立っています。

  1. フライレディのメーリングリストに登録し、メールを受け取る
  2. シンクをピカピカに磨く
  3. 身なりを整え、紐靴に履き替える
  4. 31のベイビーステップ
  5. 1日15分のお片付けタイム
  6. 定期的に休憩を取る
  7. 「フライレディ11の掟」を意識して行動する

フライレディの毎日のルーティンとして、イメージできたでしょうか?

ちなみに⑦の「フライレディ11の掟」とは以下のような内容になります。

フライレディ11の掟
  1. キッチンシンクは常にピカピカにしておく
  2. 気が進まなくても毎朝身なりを整え、紐靴に履き替える
  3. 朝と寝る前のルーティンを毎日する
  4. PC(スマホ)のせいで、やるべき家事から脱線しない
  5. 使ったら、すぐ片付ける
  6. マルチタスクはしない
  7. 物事は、1時間以内に片付けができる範囲で行う
  8. 毎日、できれば毎朝晩、自分のために時間を使う
  9. 作業はなるべく早く終わらせて、自分が楽しむ時間を確保
  10. ハッピーになると決意して、スマイル
  11. 毎日笑い「頑張ったね」と自分をねぎらうこと

次はフライレディの家事システムを取り入れていく際の「柱」になる内容を紹介します。

フライレディの31のベイビーステップ

フライレディで紹介される家事システムの内容は、とても幅広いのが特徴です。

フライレディを始めたばかりの「フライベイビー」たちが迷わないよう、用意されたのが「31のベイビーステップ」。

1日ワンステップづつ進み、ちょうど1ヶ月でフライレディの基本を学べるようになっています。

新しい習慣に置き換えるコツや、ベイビーステップを続けていくポイントをこちらの記事で紹介しています。

また、各ステップの詳しい取り組み方についても説明しています。

現在、ステップ⑨の内容まで公開できています。

31の全ステップまで長い道のりですが、頑張ります

ベイビーステップをできない日があったとしても、また翌日から再スタートすればOKです。

完璧主義を目指さず、のんびり続けていきましょう。

家事と自分の取説:コントロールジャーナル

コントロールジャーナルは、ルーティンをリストアップし記録していく個人的なマニュアルです。

内容は、ルーティンワークや家事にとどまりません。

自分自身が元気をチャージできるような、個人のメインテナンスのページもあります

「家事と自分のトリセツ」ですね

主なセクションは6つあります。

  1. 毎日のルーティン – ここで朝と夜、掃除等すべてのルーティンをリストアップ
  2. 基本的な週間計画 – 曜日ごとにラベルを貼ったページに自分の予定を入れる
  3. 献立と食料品リスト – 週のメニューを計画し、各食事に必要な食料品リストを作成。
  4. アドレス帳 – 友人・家族よく利用するサービスなどの連絡先を記入
  5. 個人的セクション – 自分のお気に入りや元気が出るものに関する個人的ページ
  6. 緊急連絡先 – 学校・病院など

リスト化する内容が幅広く、一日や二日で完成するのは難しいです。

でも、リストを一旦作ってしまえば、あれこれ悩んだり考えたりする時間が減ります。

決断するのって、とても疲れる作業なんですよね…

コントロールジャーナルを作るメリットや必要となるものなどについては「ベイビーステップ⑧」の記事で詳しく説明しています。

コントロールジャーナルの作り方の手順は①~⑮まであります。

⑮まで終わると、上の6つのセクションが一応完成します。

「一応」というのは、ルーティンを続けているうちに変えたくなることがあるからです。

オリジナルのマニュアルなので、どんどん使いやすいように変えてくださいね。

また「手順」と書きましたが、どのセクションから始めてもOK

興味のあるところ、簡単と思えるところから作ってみてください。

手順の詳細は、こちらの記事に説明しています。

フライトプラン:フライレディの家事スケジュール

フライレディでは、「月」「週」「曜日」のすべてにスケジュールが決められています。

このスケジュールをフライレディでは「フライトプラン」と呼んでいます。

このフライトプランは、フライレディのメルマガに登録すると毎日配信されます。

フライトプランの内容はフライレディのサイトにあるローンチパッドからも確認できます。

ピンクの文字のボタンをクリックすると、その日のやるべきリストと内容の説明のページが現れます

例えば上の7月8日火曜日のフライトプランは

Today is Tuesday: Plan and Play Day

今日は火曜日:とにかく計画する日

火曜日はカレンダーを開いて計画を立てる日です。

翌週くらいまで、自分や家族の予定を入れていきます。

This week we are in Zone 2: The Kitchen

今週は第2ゾーン:キッチン

「ゾーン」というのは、その週に重点的に掃除をする場所のことです。

毎月第2週は、キッチンを片付けたり隅々までキレイにします。

This month’s Habit is: Swish & Swipe

今月の習慣:バスルームをシュッとひと磨き

7月はバスルームをきれいに保つ習慣を身につける月です。

アメリカの家はトイレ・バスルームが複数あるので掃除も大変

こまめにササっと掃除するのがキレイに保つコツのようです

また、「今日のフライトプラン」ページにある各プランの青文字をクリックすると、具体的な説明へ飛びます。

上は、7月の”Swish & Swipe”の説明ですが、もちろん曜日・週の家事の説明ページもあります。

本当に至れり尽くせりです。

最重要ルーティン:自分を優しく大切にいたわる

フライレディは、自分を優しくケアすることを大切にしています。

しかも、エブリデイ、「毎日」です。

その理由は簡単。

You deserve it!

あなたにはその価値がある!

でも、いきなり「自分に優しくしてあげて」と言われても何をすれば良いのかわかりませんよね。

できれば簡単で、無理なく続けられることがいいですね

フライレディには「自分を甘やかすミッション」というのがあります。

週替わりで、自分を癒したりケアする方法について提案してくれます。

また、米国のフライベイビーたちからのアイデアなども多数紹介しています。

自分をいたわることも、毎日のルーティンに忘れずに入れたいですね。

目からうろこのハウツー:片付けと掃除の進め方

フライレディでは片付けと掃除についても、とても詳しく説明されています。

片付け

一番最初に取り組むのが、要らないモノの処分ですね。

タイマーをセットして制限時間内で、毎日少しづつ片づけていきます。

ゲーム感覚で、楽しみながら片づけていく方法を提案しています。

また、片付いた部屋の状態はキープしておきたいですよね。

どうしたら部屋が散らからないようにできるのか「散らかり始めた場所=ホットスポット」の対処についても説明しています。

掃除

「フライトプラン」のセクションで、週ごとに替わる掃除場所「ゾーン」について触れました。

ローテーションで、リビング、バスルーム、キッチンなどを丁寧に掃除していきます。

具体的な掃除方法については、フライレディのローンチパッドから入り説明を読むことができます。

また、「その日のゾーンの掃除=ミッション」として、フライトプランのメルマガ内で指令が出されます。

片付けと掃除でヘトヘトになりませんか?

フライレディでは常にタイマーをセットして片付けや掃除に取り組むので、疲れる前に作業を終了することができますよ

自分の時間もしっかり確保できます

まとめ

いかがでしたでしょうか。

家事が進まなくて自己嫌悪を感じる必要はありません。

家事習慣の枠組みができていなかっただけなのです。

これからも、フライレディのシステムについてご紹介していきます。

読んでいただきありがとうございました。

ご参考になれば、幸いです。

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