日本の社会では自分に厳しいことが、美徳としてとらえられてきました。
「我慢」「耐えること」が国民性になっています。
40代50代の女性の多くが、
- 会社員
- 妻
- 母親
- 娘
- 地域団体やPTAの役員
- 家族を送迎するための運転手
たくさんの活動の軸があり、毎日フル稼働で女性たちは最前線で動いています。
多くの人に頼りにされ、いつも周りに気を配り、励ましたり慰めたり…
そんなは彼女たちは、どうやってその羽を休めたらいいのでしょう?
そんな40代50代女性がすぐできる「自分の甘やかす方法」についてご紹介します。
- 自分のことを甘やかしてあげるべき理由
- 自分のことを甘やかしてあげるための準備
- すぐできる自分を甘やかす3つの方法
自分のことを甘やかしてあげべき理由



米国のあるリサーチによると
自分の外見に気を配ったり、自分自身を甘えさせることで、うつ病の原因となる心理的負担を軽減することができる。
Can self-pampering act as a buffer against depression in women?
自分のことを大切にする行動をとることで、自分のメンタルヘルスが健康に良い影響を与えるそうです。
女性がうつになる傾向は、男性の2倍といわれます。
自分の心の健康をを守るためにも、自分を甘やかすことが必要なのです。
こちらの記事でも、身だしなみを整えることの大切さを紹介しています。



他にも、以下のようなメリットがあります。
自分の身体をメンテナンスすることができる
40代50代の女性は更年期にあたり、身体や体調の変化が大きくなります。
自分の体に向き合うことで、自分の体の状態の変化に気づくことができます。
場合によっては、病気の兆候を見つけることもありえるでしょう。
また、自分を甘やかすことによるリラクゼーション効果は、ストレスからくる身体の慢性的な痛みの軽減に役立ちます。
自分の心や感情の状態が改善する
自分のことを後回しにしたり、厳しくしたりしていませんか?
- 周りの人の要求ばかり満たして、自分のことは後回し…
- 今の自分の頑張りはまだまだ。もっとみんなは頑張ってる…
人の心には「エネルギーを蓄える壺」のようなものがあるそうです。
自分の欲求を満たさず厳しくばかりしていると、心の壺の中のエネルギーが涸れてしまいます。
やっと自分の時間ができたときには、
- 自分は何が好きだったのか
- 自分は何がしたいのか
自分の感情や気持ちがわからなくなっている状態になってしまいます。
自分を甘やかしてあげると、本来の自分というものを思い出させてくれます。
人に優しくしてあげることができる
自分のことを大切に扱えていない人は
- 自尊心が低い
- 自分や他者への嫌悪感
を抱く傾向にあります。
いつも周りの人のことを優先し動いていると、いづれは燃え尽きてしまいます。
その結果、自分だけでなく周りをも思いやることができなくなってしまいます。
まずは、自分の心の壺をエネルギーで満たしてあげましょう。
40代50才女性の自分の甘やかし方【準備編】



自分自身を甘やかすことを英語では”self pampering”(セルフ・パンパリング)と表現します。
pamper
〔人を〕甘やかす、〔人の〕気ままにさせる
・She pampers her children. : 彼女は子どもたちを甘やかしている。〔人の望みや願いを〕満足させる、かなえる
英辞郎 on the WEB
・Our staff are anxious to pamper your needs. : 私たちの会社の従業員はお客さまのご要望に応えることを心から願っています。
おむつのブランドの「パンパース(pampers)」も同じ綴りなので、上のような意味が込められているのでしょう。
赤ちゃんのように自分の素直な欲求に気づき、気持ちを満たしてあげたいですね。
自分を甘やかすことへの罪悪感を捨てる





自分のことを甘やかしてあげるなんて、怠惰なのでは?
自分を甘やかすことは、怠けることや贅沢することとは違います。
自分の心のエネルギーの壺は、他の誰かが満たしてくれるわけではありません。
自分を甘やかすのは、車のガソリンを満タンにする程度
と考えてください。
自分自身とのアポイントメントを予定に入れる
まずは週1からでいいので、自分のための時間を予定に入れてみましょう。
周りの人のための時間が作れるなら、自分のための時間も作れるはずです。
家事が山積みで、できません…
という方は、家事時短のための外注や便利なサービスを検討してみることをおすすめします。



すぐできる自分を甘やかす3つの具体的方法



「自分を甘やかす方法」と聞くと、なんだかお金がすごいかかりそうという印象を受けます。
「自分にご褒美」的な豪華な甘やかしもあります。
でも、自分の心のエネルギーを満たす方法の基本はとてもシンプルなんです。
睡眠をとる
40代50代女性の平均睡眠時間は、他のどの世代より短く6時間を切るそうです。
あえて睡眠のための予定時間をを取り、体をリセットしてみてください。
気分も晴れやかでスッキリします。
その時には着心地良いパジャマとアイマスクを使うことをおすすめします。
私も睡眠をとる時には、耳栓とシルクのアイマスクを使っています。
睡眠をとる前の、熱すぎないお灸もリラックスできるのでおすすめです。
このお灸は、とてもやさしい香りがします。



五感を刺激する
人間は80%以上の情報を目から受け取るそうです。
PCやスマホの普及で、仕事やプライベートでも目を酷使することが多くなりました。
目からの刺激的な情報ばかりでは、心も疲れてしまします。
目に見えない自分の気持ちや感情をキャッチできるよう、他の感覚も意識して使ってみましょう。
私のおすすめは「森の中を歩くこと」です。



日光や風、鳥のさえずり、森の中の豊かな香り…
自然には五感を満たしてくれるものが溢れています。
戸外でとる食事が美味しいのは、五感がしっかり働いているためかもしれません。
他にも、手軽にできる五感を刺激することには以下のようなものがあります。
- アロマオイルやキャンドルを焚く
- オーディオブックを聴いてみる
- ハーブティーやワインの香りを集中して嗅いでみる
- あえて何もしない
私がおすすめしたいのは、オーディブルで児童向けの本を聴くことです。
自分が子どもの頃に戻ったような感覚になります。
おすすめは、誰もが小学校の図書館で目にしたミヒャエル・エンデの「モモ」です。
とてもやさしい気持ちになれます。
アニメ「名探偵コナン」のコナン役でおなじみの声優、高山みなみさんの朗読も素晴らしいです。
フェイシャルやボディのケア





「自分を甘やかすためのケア 」というと、お金がかかりそう…




しかし、お金をほとんどかけずに行うことも可能です。
- 明るい時間に好きな香りのバスソルトなどを入れて、ゆっくり湯船につかる
- ちょっとお値段のいいシートマスクをする
- マニュキュアやペディキュアをする
毎日使うものを変えてみるだけでも、気持ちが上がりますよ。
一方、人にしてもらうスペシャルなケアのいいところは
- 自分の体や肌の状態を客観的に見て伝えてくれる
- 自分の体の手が届かないところもケアできる
- 人の手によるマッサージに癒される
私も月1度、エステに行きデコルテから上のケアをしてもらいます。
その時に、肌診断もしてもらえます。



自分の肌の状態が数値であらわされるので、わかりやすく前回の結果と比較できます。
まとめ
自分を甘やかすことが大切なのは
自分の心と身体の健康のため
自分をケアすることができれば心のエネルギーも満たされ、周りの人をケアできるため
普段から自分を甘やかすことを怠らないようにしましょう
そして、たまにはお金を払って人の手を借り、身体のスペシャルケアをするのもおすすめです。
自分を甘やかすと、明日へのモチベーションを高めることにつながります。
コメント