ワインのことに興味があってもっと知りたいけれど、ワインエキスパート試験を受けて、資格まで取るとなると迷う方も多いと思います。
わたしも受験を決めるまでにかなり時間がかかりました。
試験範囲が広く、2次試験の準備もしていなかったので「やっぱり、もう少し勉強して来年に受けようかなぁ」と、となかなか踏ん切りがつきませんでした。




結局、受験の申込みを完了したのは、受付最終日の締切り時間5分前でした。
ここでは、ワインエキスパート試験を受ける、つまりワインの勉強を集中的に行うことで得られたものに焦点を当てています。
ワインエキスパートの資格を取ることのメリットについては、また別の機会にお伝えしたいと思います。
ワインエキスパートの試験を受けることを迷う理由
試験を受けることを迷う理由は、次のようなものが多いのではないでしょうか?
それ相当の時間とお金を費やさなければならない
ワインエキスパートの資格がなくても、ワインの知識は増やせると思う
ワインエキスパートの資格を苦労して取っても、仕事に活かせない
独学で勉強している場合、自分がどのくらい理解しているのか、よくわからない
趣味の資格とはいえ、試験に落ちたらショック
yahoo知恵袋に「ワインエキスパートの資格を取っても役に立ちません」という回答を見つけてしまった
などなど…
そもそもワインエキスパートってどんな資格?
【ワインエキスパート】
ワインエキスパートとは酒類、飲料、食全般の専門的知識・テイスティング能力を有する者を言う。 プロフェッショナルな資格ではないので職業は問わず、むしろ愛好家が主な対象となる。我が国においてはJ.S.A.が、ここで 言う定義・役割・求められる能力に適うと認められた者に対してワインエキスパートの資格を認定している。
一般社団法人日本ソムリエ協会ホームページより



ワインエキスパートの試験を受けてよかったと思う個人的理由
わたし自身、ワインエキスパートの資格を直接生かせるということはありませんが、それでも次のような理由から試験を受けてよかったと思っています。
ドーンと世界中のワインが陳列された棚の前で、「どれにしよう」と迷うのではなくワクワクすることができる。
資格をとる前は、知識がないためワインを選ぶ基準が定まらず、いつも迷い疲れていました。
ワインエキスパートの受験を決めた動機は、この「迷う」という状態からぬけだしたかったためです。
ソムリエや詳しい店員さんがいれば教えてもらえばいいのですが、そういうときばかりではありませんし、自分が選んだワインが自分の好みにバッチリあったりすると、宝物を見つけたような嬉しさがあります。



五感を集中させワインを味わい、言葉で表現することができる。
どんなワインでも外観、香り、味を判断し言葉で描写することができるようになります。
普段の生活で五感を研ぎ澄ますということはあまりないと思うので、ある意味非日常的な体験です。
また、この描写も自由に大げさに詩的表現をして、遊ぶこともできます。
例えば、ニュージーランド産ソービニヨンブランを飲んで
「海を見下ろす丘の上で、羊が冷たい風に吹かれているのが見えるわ…」など(笑)。



他にもたくさん!ワインエキスパートの試験を受けると世界が広がる
ワインのの産地やブドウ品種についてだけでなく、土壌や栽培のことも含め体系的に学べる(なんといっても、ワインエキスパートの試験を受ける目的はここにあります)
ワインを中心に料理の献立を考えたり、季節やその時の気分によってワインを選んだりと選択の幅が広がる
歴史やアートのように、世界共通の話題であるワインについて語ることができる
ワインバーなどで、居合わせた初対面の人たちともワインの話で盛り上がる
ワインに関してアドバイスができるので、周りの人に喜ばれる
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ソムリエ協会が定めるように、あくまでもワイン愛好家のための試験・資格なので、コスパ的な観点から判断すると期待外れになる可能性が高いでしょう。
しかしワインエキスパートの試験・資格は、数字などで表すことのできない、生活を豊かにしてくれるものだと思います。
ご参考になりましたら、幸いです。
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